母親の認知症奮闘記 ②
番号 2
迷子による警察の保護と地域民生委員とのリレーション
地域の民生委員から「お母さんが警察に保護されている」との連絡があり、慌てて迎えにいくとどうやら近くのスーパーでいつもの重複食材を買いに出かけたら帰れなくなったとの事。
決して遠くないスーパーでほぼ毎日買い物に出かけていたにも関わらず帰れなくなったようでたまたま通りがかった警官がおろおろしている母を見つけて住所など聞いても答えられなかった為、一旦保護したとの事。
声をかけた場所の近くに登録してある民生委員を辿り、母を知っている民生委員に辿りついたようでした。
この時つくづく近所の民生委員にコンタクトを取っておいて良かったと思いました。
私も出張中だった為、姉にお願いし迎えに行ってもらいましたが、久々実家に入った姉がさらにびっくりした出来事が待ち受けていました。
洗濯物は散乱し、分別していないゴミが無数放置され、賞味期限の切れた食品がゴロゴロ・・すっかりゴミ屋敷状態にな
っていました。
それでも「最近、ちょっと忙しくて・・」と言い張る母。
父死去から3年、怪しい怪しいと思っていた母に受診を勧めるも平静を取り繕い、拒み続けていましたが半ば強制的に車に乗せて物忘れ外来を受診すると案の定、軽度の認知症であると診断されました。
➤次回、『母親の認知症奮闘記③』:https://oyakaigo.jp/article/show/24