『リモート介護』をうまく行うポイント
番号 3
理も^と介護のポイントは『人・物・金』
昨今では国や自治体の災害対策などでも災害対策本部長である首長が遠隔から指示出しすることもあります。
重要なのは指示者がどこにいるという姿勢よりも、『どのように迅速に現場の状況を把握し、的確な指示を迅速に出せるか?』という点に尽きます。
とかく介護の現場でもご両親が高齢で判断能力が低下しているような場合、いくら深く介入しているとはいえ第3者であるケアマネージャーでは限界があるため、的確な指示が出せず問題を見過ごしてしまうようなケースもあるので、家族である子世代が遠隔からでもサポートすることは全体の介護運営をスムーズに進める上でもポイントとなってきます。
ポイント①:すぐに見に行ける人を確保する
日中夜間問わず緊急時連絡して駆けつけるシチュエーションに備える必要があります。
特に夜間はカギをかけ就寝している状況かと思いますので施錠を解除して入る場合もあります。
地域の民生委員の方やケアマネの方にも相談して、緊急の場合のシミュレーションはしておきましょう。
また、どうしても近隣や知り合いに迷惑をかけたくないということであれば、有料で駆けつけサービスを展開している企業などもありますので選択肢の一つに入れて頂くのも良いかもしれません。
ポイント②:デジタルツールを活用する
携帯電話やメールに加え、昨今では遠隔診療やWeb面談、見守りシステム、訪問診療履歴システムなど様々なITツールが進化しています。
中には無料で使用できるアプリも存在しています。
特にご両親にが老々介護状態になってしまい迅速に正確な判断ができなくなってしまっている場合は、デジタルツールを駆使して、よりスピーディーに各所へレスポンスができるよう整備しましょう。
ポイント③:お金の流れを把握する
年金だけでは足らず借金をしてしまい、子供が気づいた時に多額の借金を背負う事になったケースもあります。
そもそも親が年金をいくらもらっているのか?や貯金など親のお金で月にいくら介護で賄えるのか?を把握しなければ、自分に降りかかってくるかどうかも分かりません。
足りない分を子供が負担するような事にならないよう、できる限り把握しましょう。