育児と介護のダブルケアラーを考える

番号 5

# 介護の準備

育児と介護のダブルケアラー

近年、少子高齢化、晩婚化・晩産化に伴い、子育てと介護を同時に行うダブルケアの増加が予測されています。

令和3年に厚生労働省がまとめた出生に関する統計と平均寿命の推移を見てみると、この半世紀で平均寿命は約10年延び、女性の結婚・出産は5歳遅れていると言われています。

また、平成28年に公表された内閣府の調査によると、未就学児の育児と介護を同時に行っているダブルケアラーは約25万人と推計され、そのうち8割が30~40代と働き盛りの世代で、そのうち約66%が女性との集計があります。

最近では男性の育休なども進んできたとはいえ、まだまだ女性の育児比率が多く、加えて親の介護までのしかかり、さらに仕事までこなすとなると、それはもう超人技でしかありません。

ダブルケアラー『2025年問題』

とりわけ注意が必要とされているのが、すべての団塊世代が後期高齢者(75歳以上)となる2025年以降です。
その子世代である40〜50代が親の介護に直面し、ダブルケアラーが増加すると推測されます。

ちょうど我が家も夫婦共働きながら、2人の子育てと3人の親達の介護をこなしてこれたのは負担の分担をどう配分するか?をある程度予測できたのと、所属する企業の育休・産休や直行直帰、リモートワークの制度をフル活用できた為でありました。

親も元気なうちに兄弟も入れて負担の配分については話し合っておき、親に何もまだ起きていないうちからでも実際の準備に着手しておくことがダブルケアラー+仕事の攻略につながるかと思います。

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