「自分がもらえるのか?」を心配している場合じゃない!! 知っておくべき親の『年金』事情

番号 5

# 制度

介護費用の原資である親の年金

多くの親が介護費用をどこで賄うか?として原資として挙げているお金が年金。
子世代にとっては老後にもらえるのか、もらえないのか?すらも分からないぐらい漠然としている印象がありますが、実際の介護が始まってアテにしている年金はどのぐらいなのか?なかなか知る機会は少ないかもしれません。

公的年金は職業や年収、年齢によって変わるため、もらえる金額は人によって大きな差があります。
平均ではどれくらいの受給額なのかを調べてみると以下の図のようになります。
さらに疾病によって障害が起きてしまった場合には障害年金がありますが、もし介護施設を検討されると、とても余裕であるとは言い難い状態です。

多くの親が『子供には迷惑をかけたくない』と奮起し、子には全く伏せて自力でやってみるもののうまく工面ができず、子に知らされた時は、とんでもない状態で降りかかってくる場合も少なくありません。

扶養義務がある以上、将来的にも何らかには関わるようになってしまうのであれば、いっそ早いうちから必要情報だけはどうにかして入手しておいた方が、後々に対応のしようもある、という風になると思います。

子世代には子世代の生活があり、とても親の面倒まで見ている余裕はないと見て見ぬふりをするより、遠隔でも完全にマネジメントした方が自身でコントロールしやすくなり、結果的に自身の生活を守られる状況になると考えます。

令和5年度の新規裁定者(67歳以下の方)の年金額の例

出典:厚生労働省「令和5年度の年金額改定

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