スマホに“家族の健康履歴”を残す時代?最新パーソナルヘルスレコードのリアル
番号 108
家族で健康データを共有する新習慣
先日、デジタル庁がパーソナルヘルスレコード(PHR)の普及を後押しするというニュースを見ました。
医療機関の診療情報や健診結果、服薬履歴などをスマートフォンでまとめて管理できる仕組みづくりを進めているという内容だったそうです。
これまでは医療データは病院ごとに分かれて保存されていましたが、今後は個人が医療データを管理する方向へ変わっていくと言われています。
記事では、特に高齢化が進む日本において、家族で健康情報を共有する重要性が高まっていると紹介されていました。
離れて暮らす親の体調変化を早く把握できる可能性があり、親介護の負担軽減にもつながると期待されているそうです。
また、厚生労働省の資料によると、高齢者の通院回数は年々増えており、複数の医療機関にかかるケースが多いと言われています。
そのため、検査結果や服薬情報の整理が新たな課題になっているそうです。PHRはこうした情報をまとめる手段として注目されていると報じられていました。
最近ではスマートフォンだけでなく、血圧計やスマートウォッチなどの機器と連動して日常の健康データを記録するケースも増えているそうです。
日常データの蓄積が早期発見につながると言われています。
親の健康が少し気になり始めた世代にとって、こうした仕組みは現実的な備えとして関心が高まっているようです。
そこで今回は、最新のパーソナルヘルスレコードの動きについて、実際の事例を中心に整理してみたいと思います。

「前の検査いつだっけ?」がなくなる時代
パーソナルヘルスレコード(PHR)は、個人の健康や医療の情報をデジタルで管理する仕組みだと言われています。健診結果、血圧、体重、服薬、通院履歴などをまとめて記録できる点が特徴だそうです。
これまで家庭では、健康診断の紙や薬の説明書を保管して管理するケースが多かったと言われています。しかし、親介護が現実味を帯びてくると、「情報が分散していること」が大きな負担になるそうです。
実際に、60代の母親が入院した際、過去の服薬情報が分からず確認に時間がかかったという話を聞いたことがあります。家族がスマートフォンに薬の写真を保存していたことで、最終的には医師へ共有できたそうです。日常の記録が医療対応を助けるケースは増えていると言われています。
また、健診結果をスマートフォンで撮影して保存している家庭も増えていると言われています。数値を時系列で見られるため、体重や血圧の変化に気づきやすくなるそうです。
ある調査では、自分の健康データを記録している人は生活習慣の改善意識が高い傾向があると言われています。数字の可視化が行動を変えると考えられているようです。
PHRは特別な仕組みというよりも、「健康のメモをデジタル化する」感覚で使われ始めていると言われています。親介護の準備として、まずは記録から始める家庭も増えているそうです。

いつもと違う数値が家族を動かした
PHRの活用は、特別な医療現場だけでなく日常生活の中で広がっていると言われています。特に多いのが、家族が健康データを共有していたことで体調変化に気づいたケースだそうです。
例えば、50代の男性が離れて暮らす父親の血圧を家庭用アプリで記録していたところ、数日間だけ急に数値が上がっていることに気づいたそうです。本人は自覚症状がなかったものの、念のため受診した結果、軽い心疾患が見つかったと言われています。データの継続記録が早期受診につながった事例だそうです。
また別の事例では、70代の母親の歩数データが急に減っていることに家族が気づいたそうです。確認すると膝の痛みが出ていたことが分かり、整形外科を受診したと言われています。本人は「年齢のせい」と考えていたそうですが、客観的なデータが行動を変えたといわれています。
睡眠データがきっかけになったケースもあるそうです。夜中に何度も目が覚めている記録が続いたため受診したところ、睡眠時無呼吸の疑いが見つかったという話もあるようです。
こうした日常データの記録には、健康管理アプリを利用する家庭も増えていると言われています。例えば、生活習慣病の記録をサポートするサービスを提供しているWelby(https://welby.jp/)では、血圧や体重を時系列で確認できる仕組みが利用されているそうです。
また、症状整理のサポートとしてUbie(https://ubie.life/)のように、受診前の情報をまとめて家族と共有する使い方も広がっていると言われています。
ただし、こうしたサービスを使うかどうかに関わらず、最も重要なのは継続して記録することだそうです。紙のメモやスマートフォンの写真でも十分役立つと言われています。
家庭で蓄積されたデータが、体調の小さな変化を見つけるきっかけになるケースは増えているようです。

完璧じゃなくていい、続けることが大事
PHRは難しそうに見えますが、実際にはシンプルな使い方から始める家庭が多いと言われています。特に親介護を意識し始めた段階では、無理なく続けられる方法が最も重要だそうです。
例えば、次のような使い方がよく紹介されています。
・健康診断の結果をスマートフォンで撮影する
・薬の内容を写真で残す
・血圧を週に数回だけ記録する
・通院日をメモとして残す
こうした簡単な記録でも、後から振り返ると役立つことが多いと言われています。
実際、80代の父親の通院履歴を家族がスマートフォンにまとめていたことで、救急搬送時に医療情報をすぐ伝えられたという話もあるそうです。「すぐに見せられる医療情報」が重要になると言われています。
また、家族のグループチャットに健診結果の写真を共有している家庭もあるそうです。特別なアプリを使わなくても、身近なツールで代用しているケースも増えていると言われています。
PHRは完璧なデータを作ることよりも、「少しずつ続けること」が大切だと考えられているようです。日常の中で自然に健康情報を残すことで、将来の親介護の準備にもつながると言われています。
今後は医療データのデジタル化がさらに進み、健康情報は家庭で管理する時代になるとも言われています。健康管理は病院だけで行うものではなく、家庭でも支える形へ変わっていくそうです。
親の健康が気になり始めたタイミングこそ、無理のない範囲で健康データを整理する良い機会だと言われています。まずは身近な記録から、家族で健康情報を共有する習慣を始めてみてはいかがでしょうか?
