「全部、介護保険でイケると思っていた・・」介護サービス費用以外の諸費用
番号 3
介護保険以外の費用
介護状態になった場合、公的介護保険制度ではカバーし切れない費用としては「介護サービス費用以外の諸費用」があります。
具体的に言えば、「日常生活費」「交通費」「住宅改修費・福祉用具費」などは、公的介護保険制度ではまかなえない場合があります。
たとえば在宅介護の場合、衣類やシーツなどの汚れ物が多くなると洗濯の水道代がかさみ、オムツや水シーツ、専用の寝具もバカになりません。
その他、流動食など特別な食事を用意しなければならない場合は専用の宅配サービスなどの費用も必要になるでしょう。
それだけでなく、家をバリアフリーにしたり、風呂・トイレ・階段などには専用の手すりを取り付け、場合によっては歩行器、杖、車いす等の福祉用具の購入・レンタルも検討しなければなりません。
そうした住宅改修費用・福祉用具購入費用の一部は公的介護保険制度でカバーできますが、必ずしも軽い負担では済まないことも考えられます。
実際の介護がスタートしてみると細かい出費が重なり、計画以外の出費に悩むこともままありますので、初期費用についてはなるべく具体的に必要なものを最低限揃えていくようコストを抑えた介護プランにしましょう。