血液一滴で、“まだ大丈夫”が覆る時代―がんリスク早期発見最新テクノロジー

番号 102

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がんリスク早期発見の最前線。

先日、「血液一滴でがんのリスクを調べられる時代に入った」というニュースを見ました。
国立がん研究センターと民間企業が連携し、がんの早期発見技術の研究が進んでいるという内容だったそうです。

「すごい技術だな」と思いながら‟医者嫌い”だった母のことを思い出しました。

「自分に異常があることを診断されたくない」と散々受診を拒み続け、ようやく受診した時はいろんな事が手遅れになっていました。

本人の治療にかかる手配や自分の仕事との調整もさることながら、お金の準備や書類関連の委任関連に至るまで、時間がなくなっていた分、最後までこだわっていた在宅期間は最短で終わらざるを得なくなり、家族として叶えたくても叶えられない状況にあっという間に陥りました。

無理にでも受診させていればもっと満足のいく人生を送らせることができたのに・・と後悔したことを思い出しました。

親介護という言葉は、ある日突然、日常に入り込んでくるものだと言われています。
それは介護サービスの話や施設探しから始まるのではなく、「親が年を取ったと実感する一言」から始まることが多いそうです。

厚生労働省によると、日本人の約2人に1人が生涯のうちにがんになるとされています。
一方で、医学の世界では「がんは早期に発見できれば治療の選択肢が広がる」とも言われています。

問題は、その「早期」をどうやって捉えるか、なのだそうです。
従来のがん検診は、画像診断や腫瘍マーカーが中心でした。しかし、これらはある程度進行してからでないと異常が見つかりにくいケースもあると言われています。

そんな中で注目されているのが、がんになる前、あるいはごく初期の段階でリスクを把握しようとする最新テクノロジーです。
親介護が気になり始めた今だからこそ、「知らなかった」では済まされない時代に入っているのかもしれません。

「症状が出てから」では遅いと言われています

近年、がん研究の分野では「症状が出る頃には、体の中ではすでに変化がかなり進んでいる」と言われるようになってきたそうです。

国立がん研究センターなどの研究報告によると、がん細胞は発症前やごく初期の段階から、血液や尿といった体液中に、微量のDNAやRNAを放出することがあるとされています。

こうした体液中の分子情報を解析し、将来的ながんリスクを評価しようとする技術は、「リキッドバイオプシー」と呼ばれているそうです。

従来のがん検診が、画像診断や腫瘍マーカーによって、すでに形として存在するがんを見つけることを主な目的としてきたのに対し、リキッドバイオプシーは、がんが目に見える形になる前の“兆し”に注目する考え方だと言われています。

日本では、株式会社Craif(クライフ)が、尿中に含まれるマイクロRNAを解析することで、がんリスクを評価する技術開発を進めているそうです。採血を必要とせず、尿検体で検査できる点が特徴だとされており、検査の心理的・身体的なハードルを下げる試みとして注目されていると言われています。
公式サイト:https://craif.com/

同社の検査は、がんを確定診断するものではなく、体内環境の変化を早期に捉えるためのリスク評価として位置づけられているそうです。医療関係者の間では、こうした検査によって「何も異常がない」と安心できる期間を増やすことも、健康管理の一つの価値だという見方もあると伝えられています。

一方、海外では血液を用いたリキッドバイオプシーの研究と実用化が、さらに進んでいると言われています。GRAIL(グレイル)社は、血液中のがん関連DNAを解析することで、50種類以上のがんを対象とした早期検出技術の研究を進めていると報じられています。
公式サイト:https://grail.com/

これらの技術に共通しているのは、「がんを発見する」ことよりも、「体の中で起き始めた変化に早く気づく」ことを重視する姿勢だそうです。

がんは突然発症する病気のように感じられがちですが、実際には静かに進行する準備期間が存在すると考えられており、その段階での気づきが、治療の選択肢やその後の生活設計に影響を与える可能性があると言われています。

「検査が怖い」という親世代

どの検査にも見られる傾向ですが親に検査の話をすると、
「痛そう」「面倒」「見つかったら怖い」
そんな反応が返ってくることが多いと言われています。

内閣府の調査でも、高齢になるほど医療検査への心理的抵抗が強まる傾向があると報告されているそうです。

そこで注目されているのが、
負担の少ないがんリスク検査です。

血液検査や尿検査であれば、従来の内視鏡検査などと比べて心理的ハードルが低いと言われています。
実際、自治体の実証事業では、採血型の検査の方が参加率が高かったという報告もあるそうです。

AI技術の進化も、この分野を後押ししていると言われています。
エルピクセル株式会社では、医療データをAIで解析し、リスクを可視化する研究が進められているそうです。
https://lpixel.net/

また、尿を用いたがんリスク検査を提供する株式会社Craifのサービスは、
自宅で完結できる点から、高齢者にも受け入れられやすいと言われています。
https://craif.com/

こうした検査は、
「病院に行く」という行為自体が負担になる親世代にとって、
現実的な選択肢になりつつあるそうです。

「まだ介護じゃない今」が一番大事だそうです

親介護というと、要介護認定や施設探しを思い浮かべがちですが、
専門家の間では
介護の負担を左右するのは、そのずっと前の段階
だと言われています。

がんが進行してから治療を始めると、
通院の付き添いや生活支援が一気に必要になるケースが多いそうです。

一方、早期にリスクを把握できていれば、
生活習慣の見直しや経過観察といった選択肢が取りやすくなると言われています。

研究では、早期治療は本人のQOLだけでなく、
家族の介護負担も軽減する傾向があると報告されているそうです。

親介護が気になり始めた世代にとって大切なのは、
親を説得することではなく、
一緒に知ることなのかもしれません。

「最近、こんな検査があるらしいよ」
そんな一言から始めることで、未来は変わる可能性があると言われています。

まずは、
親と一緒に最新のがんリスク早期発見テクノロジーについて調べてみてはいかがでしょうか?

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