進化する介護のデジタルフォーメーション(DX)
番号 1
介護DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
近年、さまざまな業界で導入が進んでいるDX。
介護業界も老人ホーム入所待機や人手不足の問題を背景に管理システムや介護ロボットなどを取り入れ自宅をサービス付き高齢者住宅化する動きが活発になってきています。
介護される方が『施設にお世話になるぎりぎりまで自宅にいたい』と願ったり介護する方もプロにお任せする一方『今日は誰が家にきてどんなことをするのか?』を遠隔で把握することでお互いの安心感が生まれDX化をうまく活用することが今後の介護を円滑に進めるカギになると言えます。
国も推進する介護ロボット開発
こういった背景もあり、国としても介護ロボット、ICTの開発に数千億円規模の予算を組み、さらに開発業者に補助金を支給するといった支援もあり、ますます加速の一途をたどっています。
以下の分野は10年前より重点開発分野として特定され、毎年多くのロボットが開発されています。
一見、ロボットと聞くと病院や介護施設に大がかりに導入するイメージがありますが、昨今ではIoT家電など在宅で手軽に導入できるものも増え、今までの人の手でしかできなかった在宅介護のイメージが大きく変わりつつあります。
出典:厚生労働省『介護ロボット開発・普及の促進』2.ロボット技術の介護利用における重点分野