介護休職制度について
番号 4
子世代が安心して介護休業できる制度を紹介
例え離れていても親の介護と仕事を両立させるのは非常に大変です。
ましてや配偶者も頼れず、さらに子世代にも兄弟がいない場合はご自身一人にかかる負担は相当なものです。
企業の中には介護休職制度を取り入れている所もありますが、忙しい時に大々的に制度を利用することに躊躇する人も少なくありません。
また、国の制度として『介護休業給付金』というものがあり、家族の介護のために仕事を休んで介護に従事する場合に認められ、休業中は給与の67%を受給することができます。
以下の給付条件を満たせば、最長93日を限度として3回まで支給されます。
【介護休業給付金 給付条件】
・雇用保険の被保険者である
・家族の常時介護のため2週間以上の休業が必要である
・職場復帰を前提として介護休業を取得する
【申請方法】
要介護状態の家族がいる従業員から企業へ「育児・介護休業申請書(介護休業申出書)」を、介護休業取得予定日の2週間前までに提出してもらいます。
給付金の申請は、企業が管轄のハローワークへ「雇用保険被保険者 休業開始時賃金月額証明書」と「介護休業給付金支給申請書」を提出します。
添付書類として、対象従業員の賃金台帳やタイムカード、従業員が提出した申出書、介護の対象となる者の証明書類、振込先通帳のコピーなどが必要です。
出典:厚生労働省HP『 仕事と介護の両立』