様変わりするシニアの“アクティブ度”

番号 31

# お金

# 大切な家族へ

シニアの“推し”にかける金額は平均約10万円⁈

先日、ある芸能人に毎年数百万円をつぎ込む高齢女性の"推し活”の記事を見ました。

全国で行うコンサートに帯同し、旅費やチケットのみならずグッズやSNSの投げ銭に至るまで、くまなくチェックしては、集まったファンの中で一番お金を使う事が誰よりも応援しているアピールになり、今まで費やしたお金は数千万円といいます。
もう80歳も超える年齢にも関わらず、精力的に活動され、足腰も丈夫にコンサート会場に出向き、今では”推し”の方から挨拶されるほどの存在だといいます。

また50代以上の女性の約4人に1人が「推し」を持っているという調査結果があり、最近では孫と一緒に楽しむ「推し活」が急速に広がっているそうです。
さらに「推し」にかけるお金は、年間平均金額は10万円を超え、活動内容別で増えているのは「遠征費」といいます。

広がる『アクティブシニアマーケティング』

子供や孫と楽しむジャンルとして推し活以外にも筋トレやグルメ旅などシニアが家族や友人と熱中するフィールドが増えてきており、アクティブシニア層の市場規模は、100兆円を超えると推計されています。
2025年の“超”高齢化を背景に『アクティブシニアマーケティング』が俄然、熱い注目を浴びています。

アクティブシニア層は、健康維持や趣味、旅行など、多様な消費行動を行っており、前述の推し活のみならずSNSの利用や筋トレ、グルメ旅、投資など、新しい消費トレンドもどんどん生まれています。

健康志向も重なり、いわゆるシニア層と呼ばれる65歳以上は一昔前に比べても断然元気で喜々として人生を謳歌する第二ステージを迎え、様々な経験を経て若年層世代より金銭的にも時間的にも余裕ができた今、介護などとは無縁な人生を送るチャンスかもしれません。

アクティブシニアに見られる特徴としては以下のものが挙げられるそうですので、是非一度、ご両親の“アクティブ度”をチェックしてみてはいかがでしょうか?

・健康や運動への関心
・体験やコミュニティへの関心
・家族や孫への消費

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