“重い思い”を解放する極みアイテム

番号 9

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一度壊してしまうとやっかいな“腰”

厚生労働省の国民栄養調査によると60~69歳の男性の平均体重は62.5㎏、70歳以上では57.5㎏との報告があります。

ベッドからの移動、車いすへの移乗、歩行のサポートなど介助の中では頻繁に全体重を全身で支える場面も少なくありません。
とりわけ入浴ケアでは着替えから洗い場に入り、湯船へと移動させ浸かり、退出・着替えするまで“全体重支え”の連続となります。

“元相撲部”の父親の入浴介助に体重40㎏の小柄な母親では全身をかけた瞬間、コントのように一緒に倒れこんでしまうような危うさもあり、男手の私がいつもサポートしていました。

私も学生時代ラグビーをやっていたので巨漢を持ち上げるぐらいは朝メシ前と思いつつも、使う筋肉が全く違く、おかげでぎっくり腰みたいな状態が慢性化し、ネアンデルタール人みたいにずっと猫背で歩くような状態となってしまいました。

この鬼の“猫背筋トレ”は週に3回続きましたが、大の風呂好きの父親は「毎日入りたい」とネアンデルタール人をさらに猿人へ退化させるような恐ろしいワークアウトメニューを悪気もなく口走り始めたので、入浴介助以上の力を発揮して言いくるめた思い出があります。

こういった過酷な場面を一日に複数人へ数十回とこなすヘルパーさんの多くは腰痛に悩み、腰のサポーターなど常備しながらサポートして下さりますが、肉体を削りながら酷使する現場では、やはり長く続けられるものではありません。

そうした背景もあり今、急速進化しているのが『パワーアシストスーツ』です。
パワーアシストスーツと字面だけ聞けばサイボーグのようなメカニカルなものを想像しがちですが、最近ではインナータイプやサポータータイプといった、衣服の一部として違和感なく使えるようなものが人気となっています。

通気性も良く、介護だけでなく工事現場や重い荷物の搬送、家事などの日常的な作業、あらゆる場面で普段使いできる気軽な逸品となっています。

ふるさと納税の認定品になっているものなどもありますので、普段使いで感じたことの無いフルパワーを解放してみてはいかがでしょうか?

例)
・腰部に特化した超小型アシストスーツ Airsapo エアサポ
 https://nke.co.jp/product/airsapolp/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=airsapo

・RELIVE リライブシャツ
https://www.reliveshirts.com/about-relive-wear

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