借金まで相続したくない! 子が独立した後の親の“住環境”を考える
番号 7
住宅の資金計画は子供が把握すべき
自宅の『サービス付き高齢化住宅(サ高住)化』といったテーマでいくつかご紹介してきましたが、複数のデジタル介護機器をイチイチ買いそろえるのは面倒と思う方も多いかもしれません。
また、子供が独立し、ご両親が広い家を持て余しながら、「子供にもお金かからなくなったから、もう少しコンパクトな家で自分たちにお金を使って優雅に暮らしたい」と住み替えを検討する場面もあることと思います。
一般的にシニア向け住宅と言われるものは、健康度合や自分の事は自分できる自立度といたものでいくつかの種類に分かれています。
ある程度自立した生活が送れているシニアの方は
・「サービス付高齢者向け住宅(サ高住)」
・「シニア向け分譲マンション」
・「シニア向け賃貸住宅」
・「自立型の有料老人ホーム」、
また、介護が必要なシニアの方は
・「介護型の有料老人ホーム」
・「介護老人保健施設」
・「グループホーム」
などが挙げられます。
とりわけ、サ高住に代表される自立型のシニア向け住宅は増加の一途を辿っており、分譲マンションなどではさながら高級ホテルにメディカルの要素を加えたような、“至り尽くせり”な設備・サービスを有している所があります。
コンシェルジュも常駐し、24時間365日体制の見守りサポートするだけでなく、医療従事者への緊急連絡体制も完備され、生活面でもカロリー計算された食事や洗濯、掃除などの家事全般サポート、さらにはフィットネスジムや図書館、カラオケ、シアタールーム、温泉設備までもが併設されているような所まであります。
このエクゼクティブな環境は親でなくとも子世代が住みたいと思えるほど魅力的です。
もちろん分譲となれば平均相場も4,000万円以上と老後に思い切るにはなかなか躊躇するレベルであるものの、将来的に家族への譲渡・相続や売却、賃貸物件とできるのは魅力の一つでしょう。
一方で賃貸となれば、最低でも月額10万円前後から検討でき、必要最低限のバリアフリーや見守り、駆けつけサービスなどは得られるといった事から検討される方も増えています。
とはいえ、豪華な設備やサービスがあればあるほど月額の管理料が高くなり、年金ギリギリで賄うような状況になってしまったり、分譲をいざ売る段階になって高齢者限定とニーズが狭すぎて売れなかったり、「親のお金だから本人の希望で自由に・・」と放置した結果、知らないうちに借金まで相続しないよう入口の段階から少しでも関わるようにすることが無難かと思います。
【シニア向け住宅相談サービス 例】
■リバブル シニアの住み替えサロン
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■三井のリハウス シニア向け住宅紹介サービス
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