やっかいな”転院・転所”問題
番号 3
自宅に帰るまでに何回か転院するかも?
例えば脳の病気で入院、半身不随になったとした場合、まず病院で治療の為の入院をします。
手術や経過観察の後、ある程度回復した所でリハビリ病院への転院を促されます。
いざリハビリ病院が決まりリハビリ計画を順調にこなし一定の効果が出れば、そのまま晴れて自宅に帰されるか、社会復帰前に介護老人保健施設(老健)などで準備期間を経て家に帰る、といった経緯を辿ることも珍しくありません。
患者家族としては、できれば最初に入院した病院で長期間入院して完全に一人で暮らせるようになるまで面倒を見て欲しい所ですが、一般的に入院が長くなるほど1日あたりの定額点数は低くなる報酬制度を導入している病院が多いので、リハビリの回復期は極力専門病院で行うよう、なるべく早めに退院を促される傾向にあります。
転院は移動も伴い、環境も変わるので患者にとって大きなストレスになりますし、移動タクシーや場合によっては付き添いの看護師を手配したり、次の施設の費用も掛かりますので、入院から自宅に直接戻られそうもない場合は、どこの施設にどのぐらいの期間いられるのか?を早めに確認し、転院スケジュールを立てましょう。
【要介護認定の手続きの流れ】

介護予防事業によって提供されるサービスの流れ

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