いつまでも”強い親”ではない・・『親介護マネジメントのすすめ』
番号 5
いつまでも強い親ではない・・『親介護マネジメントのすすめ』
ある時急に介護認定を受けて明日から元気だった親を急に介護しなければならなくなった時、子はとてつもない不安に襲われます。
大切な親だから・・と自身で奮い立って介護をする覚悟を決めたとしても、実際やってみると次から次へと問題がやってきます。
「あれだけ厳しかった父がわがままばかり・・」
「あれだけてきぱきしていた母が人の手を借りないと何もできない・・」
など心因的なストレスに加え、介護度合が進めば進むほど病院や介護スタッフに支払うお金のやりくり、とても年金では足りない・・などお金の問題、ただでさえご自身も仕事、子育てなど自分の生活で手一杯なのに・・と何重にもなって一気に悩みが増えてしまいます。
親の介護初期の段階で特に把握しておきたいものは“お金の流れ”と“人の流れ”をマネジメントすることです。
介護保険でどのぐらい賄え、足りない分は親の預貯金や年金支給額、資産などを大方把握し、親が認知症で正確な判断ができなくなっても使えるように準備します。
加えて診断や治療についてもかかりつけ医は誰で、誰がどんな役割を担い、いざというときの相談先として連絡先を控えておくことまで行いましょう。
昨今ではリモート環境も整備されてきましたのでITを駆使して面談に同席したり、パソコンが苦手な両親に代わりスケジュール管理や収支管理、手続きの代行など効率よくマネジメントしましょう。
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